撮影スタジオ

見栄えの良い動画をYoutubeに上げることを目標にどうやって動画を撮るかについて考えてみた。
もちろん画質や音質、映像クオリティーが良さがマジック的な面白さではないし
スマホで適当に撮った動画もそれはそれで面白さがあることは意識して。
カメラ趣味とマジック趣味をうまく組み合わせたちょっとしたチップスです。

☆作例


- もくじ -
・機材の選択
一眼レフとレンズ
三脚
機材の設定

・いつどこでとるか
部屋屋外
部屋のセッティング

・ライティング
撮影時間自然光をうまく取り入れる
ライトは基本3灯

・演者
服装身だしなみ
手のケア
コンディション

・ネタ
何を演じるか
脚本

・動画編集とアップロード
サムネイル
BGM
音について
Youtubeのアップ設定

・おわりに
スポンサード リンク

・はじめに
Youtube用に動画を撮る上での条件をいくつか挙げるならば
撮影からアップロードまで一人で完結していることが重要になってくると思う。
というわけで今回は、一人ですべてをマネジメント出来るように
何が必要でどう使うべきなのか箇条書き的に書き出してみた。


・機材の選択
Ⅰ.一眼レフとレンズ
最近では一眼レフに動画撮影機能が当たり前に装備されるようになり
だれでも映画のような被写界深度の低い美しい動画が撮れるようになりました。
良いカメラを使えば、それだけで何か意味ありげなワンシーンが撮れます。
今回は、一人で撮るのでバリアングル液晶が使えるEOS 70Dを選択。

レンズですが、基本的に広角で明るいレンズが使いやすいと思います。
というのも、撮影現場は自宅の自室の場合、いろいろものがありカメラを演者から話すことが困難で
しかもバリアングル液晶を確認しながら撮るため、カメラは演者に近ければ近いほど撮影がしやすいです。
カメラが近ければカメラの操作のストレスも少なくピント合わせや確認もスムーズです。
今回は、SIGMA 標準ズームレンズ Art 18-35mm F1.8を使いました。
非常に明るく、AFの駆動音も静かで使いやすいレンズです。


Ⅱ. 三脚
一眼レフを一人で動画撮影と言えば欠かせないのが三脚だ。
大きく分けて、ビデオ用とスチル撮影用があるが撮る現場がスタジオではないので
今回はボール雲台のブツ撮り用三脚を使用した。
カメラ一台で手元を移したり全体を撮ったり
さらにはサムネ用の写真を用意したりと一つの三脚で済ませたいという狙いだ。
もちろん使い分けるのが一番であるが、三脚の出し入れや付け替えは指にダメージが入るし
結構な重労働になるのでできれば一つ汎用性が高い三脚を一個だけ使おう。
Velbon 三脚 レバー式 VS-443Q 4段 中型 フリーアングル雲台・自由雲台クイックシュー付き アルミ製 310064

Ⅲ.機材の設定
今Youtubeでは4K120Pまでの動画がアップロードできる。
動画の解像度やフレーム数は高いにこしたことはない。
ただし4Kや120PのフルHD動画では動画ファイルが大きくなりすぎるので注意が必要だ。
今回はカメラが70DなのでフルHDの30P低圧縮を選択した。
またシャッタースピードは1/30、ISO感度は400、F値は8.0。
F値を8まで絞ったのにはピントの合う範囲を広げてAF駆動音を減らす狙いがあると同時に
部屋にちょこちょこあるフィギュアや置物の存在感をさりげなく印象づける為だ。

・いつどこでとるか
大方、自分の家つまりは自室で撮ることになると思う。
もちろん公園や河川敷などロケーションは何でもありだが
一人で外へ機材を持ち出してセッティングして撮るのはまあまあ困難である。
慣れないうちは、もっとも身近である自室でとるべきと思う。

今回では、最も広く太陽光がうまく差し込んでくれるリビングでの撮影にした。
まっさらな白い壁の前で動画を撮ってよいのだがそれではどうも演出に乏しい。
部屋の光の具合だけでなくインテリアやカーテン等、動画を演出するにふさわしいアイテムが揃ってもいる。
事前に、余計なものを片付け掃除をして動画で見せられる部屋にしておく必要があるのだが
ポイントは、画に入れたときに目障りになるものとアクセントになるものを見極めることだ。
一眼動画の場合はF値を開放してやれば背景はぱーっとぼけるので遠くのものはあまり神経質になる必要はない。
もちろん生活感のある居住空間というのも悪くはない。しかしその場合でも
足下やまわりに演技の邪魔になるようなものノイズがでてしまうビニール袋のようなものは排除する必要がある。


・ライティング
動画の肝とも言えるのがこのライティング、光のコントロールだ。
一番楽しいところでもあり難しいところでもある。
まず初めに部屋のカーテンを明けてレースカーテンだけを垂らして
天井のスポットライトと窓から差し込む太陽光だけで撮ってみたのだが手元が暗すぎた。
そこでライトボックスを手前に一灯追加した。ただしそのまま当ててしまうと色味や
クッキリとした影が出来てしまうので、天井バウンススタイルをとった。
部屋が明るくともできれば2つはライトを焚いておきたい。
今回の動画では、朝日のやんわりとした光の下ほわっとした動画を撮ることを目標としている。


・演者
Ⅰ.服装身だしなみ
テレビ局だったら衣装やヘアメイクなど演者の見た目を良くするスタッフが必ず存在するが
これもまた自分で考えてやらなければいけない。
ここで注意して欲しいのは普段着ないカッコイイ服を着てしまうとそれだけでマジックの精度が落ちてしまうことがある。
スライハンドならなおさらなのだけど腕や肩の動かしやすさなど、慣れている服がいい。
もちろん、視聴者にどんな印象を持ってもらうかを考えつつ服を選んだ。
服の色は、部屋の色と同系色の場合、背景と紛れてしまう。
逆に補色をつかえばクッキリと浮かび上がらせることが出来る。
今回は、ての動かしやすさ、一体感、やわらかさを重視した。

Ⅱ.手のケア コンディション
クロースアップで撮る場合、爪や毛などの処理も重要になってくる。
爪を切るなら直前よりも3日以上前で手に馴染んだ爪がいいし
カミソリで毛を剃るのもまた直前よりも1日空けた方が肌が綺麗に見える。
よく爪をピカピカにしているプロマジシャンはいるが、
爪ヤスリでやり過ぎると爪がかけやすくなってしまうのでやり過ぎは御法度だ。
ササクレなどの引っかかりも爪切りでしっかり切っておく。
スライハンドでは手のコンディションが非常に重要であり
動画撮影では照明を焚いていたりカメラを操作していたりといつもと違う状況になる。
照明や三脚を扱うときには必ず手袋は使うことはもちろん
ハンドクリームや専用のハンドケアで手のコンディションを良い感じに保ちたい。


・ネタ
さてここまで準備してきて、何を演じるかを考えていなかった。
最初は、割と簡単にできる得意な技法やトリックを扱おう。
今回ではコイン2枚を使ったワンコインルーティンもどきを撮ったが
カメラのセッティング位置だったり録画されていることのプレッシャーだったりで
カメラの前では普段の8割程度の実力しか出せない。
また動画ウケしやすいネタを選択すべきである。
実際に行うマジックよりも動画ではさらに短い時間で視聴者に強い印象を与える必要がある。
2,3トリックを行うなら短くて強烈なトリックを最初に持っていく。


・動画編集とアップロード
Ⅰ.動画編集
撮った動画は逐一出来るだけ大きな画面で確認しよう。
カメラの小さいモニタではうまく見えてもフルHDサイズで見るとボケボケだったりフレームアウトしていたりする。
もちろん若干の下手さはYoutubeなのでご愛敬といったところなのだけど。
動画編集はずっとMac標準搭載のiMovieを使っている。
編集技術に関しては慣れと知識とセンスが必要になってくるが
ここは素人っぽく、下手に凝らずに簡潔に仕上げるのが良いと思う。

Ⅱ.サムネイル
Youtubeで軽視してはいけなのがサムネイルだ。
動画を撮り終えて編集も終わったらサムネイルの作成に取りかかろう。
例え外国の知らない世界の動画でもサムネイルに興味があれば動画は再生される。
Photoshopで文字を入れたり加工したりトップYoutuberは見えない努力をいくつもしているように思う。

Ⅲ.BGM 音について
マジック動画、特に短い小ネタでは基本的に音楽は必要ないと感じている。
なぜかといえば、短い動画は繰り返し見ることが多いし
マジック特有の音を大事にしたいからだ。
カードや錯覚音が重要になってくるトリックでは音を別撮りする必要も出てくるかも知れない。
しかし今回、マジックの不思議さよりも雰囲気の良さを優先させて良い感じのBGMをつけた。
音楽はYoutubeが用意したフリー音源だ。

Ⅳ.Youtubeのアップ設定
動画をアップする際に動画タイトルやタグ、説明などを設定するのだが
誰に見て貰いたいのか、それがなんなのかがしっかり伝わるように書いておこう。
偶発的な動画のアップロードなので、アップロード時刻は適当でも良いと思う。
もちろんサムネイルの設置をするのを忘れることがないように。

・おわりに
プロYoutuberやプロマジシャンと違う、趣味としてやるYoutube動画投稿は結構苦労が多い。
一言で言うなら、割に合わない労力を使う。
1年に1回程度マジックやフラリッシュの動画を制作しているが、
なぜやっているのかと聴かれたら、今の自分の動画テクニックのおさらいや
現状でのマジックを全世界へしっかりと見られる形で保存しておくという意味があると思う。

えらく長く書いてしまったが、動画投稿というのは未だに気楽に出来るようことではないというのが現状で
かなり強い気持ちをもって制作しないと動画撮って終わったり
中途半端な動画が出来たりと、満足いく作品にまで仕上げるのは難しい。

ただ、やることが沢山で忙しい動画制作であるから、気分転換にはもってこいだと思う。
無理にでもいろいろ考えて頭を使い手を使い忙しくするというのは生きている実感をもたらしてくれる。




関連記事

Secret

TrackBackURL
→http://intuos4.blog107.fc2.com/tb.php/1383-81745ec8