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3月22日に行われましたForMusic新製品発表会のレポート第四回です。
今日はハイエンドが列なるAルームステラゼファン、アクシスについて。

■構成
・アニソン試聴、機材レビュー
・Youtube動画
・ブースの詳細


※この記事の閲覧所要時間は30分程度です。
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■Aルーム ゼファン ジャンセン zA2.1J&CHフルコンボでアニソン試聴
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JansZen zA2.1J (230万円)
SACDトランスポート DAC D1(420万円) C1(340万円) X1dual(250万円)
プリアンプ L1(410万円)
パワーアンプM1 (1300万円/ペア)
Argent Flow SPEAKER CABLE (46万円/pair ※1m)
CH Precision BLANCED-LINK (28万円/pair ※1m)
ラック ARTESANIA AUDIO EXOTERYC RACK (118万円)
ACエンハンサー RGPC 400 Pro (17万円)


好きっていいなよ。 Music&Drama Collection CD vol.1
試聴曲:Friendship ~ for 好きっていいなよ。/岡崎律子
あまりにも優しく触ったら淡く崩れてしまいそうなウィスパーボイス。
後ろで物静かに雰囲気を醸し出すバイオリンやチェロ
リズムを淡々と刻むアコースティックギターと木琴
入れ替わり立ち替わりそれぞれの質感がどのように出るかをチェック。

・実際に聴いてみて
会場に来て一番始めにかけた曲。緊張感をそっと緩めてくれた一曲。
たちまちブースに女神が降臨した気がする。
左右の外側にソフトドーム、上下にウーハー、中央にコンデンサーユニットという
不思議構成のスピーカーでボーカルが下から来るのが最大の特徴だろう。
ボーカルに気を止めているとバックのオケがすーっと面白い角度で広がる。
一番の驚きは音像があまりにも広大に展開されることだ。
ただG3giyaのようにくっきりはっきり音像が立つわけではなく、もやがかかった朝の森林にいるようである。
このジャンセンの特徴らしいのだがこれは実際に聴かないことには分からないだろう。
サイドに取り付けられたツイーターはやや常識破りではあるが非常におもしろい作用をもたらしていると思う。

曲としては高域がやや刺さりやすいのだがコンデンサーらしい角の無いまろやかな音である。
やはりボーカルもSTAXの音に非常に近い。初めてSTAXを聴いたときのことを思い出すような体験であった。

様子見ということもあり音量は絞って聴いたがディテールが失われる事は無いようで
小粒な粒子が一つ一つはっきりと主張しているような謂わばプラネタリウムのように音がリスナーを取り囲み椅子は宙を浮く。
あまり期待していなかっただけにコンデンサーの威力に5分間があっという間に過ぎた。
低い姿勢で聴かないと上手くないことを除けば一つの理想をかなえるスピーカーかもしれない。
ただ前情報があまりに無く音源は用意できずこの一曲で試聴を終えた。
また公式演奏会はマジコとかぶってしまったためにスルーしてしまった。
今イベントのブロッドマンとジャンセンの個性派対決の勝敗はずばりジャンセンに上がりそうだ。
ただ、機材の合計金額を見るとたちまち夢から覚めてしまいそうだ。


■Aルーム ステラ ゼファン
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VIVID AUDIO G2 giya (500万円)
SACDトランスポート DAC D1(420万円) C1(340万円) X1dual(250万円)
プリアンプ L1(410万円)
パワーアンプM1 (1300万円/ペア)
Argent Flow SPEAKER CABLE (46万円/pair ※1m)
CH Precision BLANCED-LINK (28万円/pair ※1m)
ラック ARTESANIA AUDIO EXOTERYC RACK (118万円)
ACエンハンサー RGPC 400 Pro (17万円)


マクロス30周年記念 超時空デュエット集 娘コラ
試聴曲1:アイモ~鳥のひと/マオ・ノーム (南里侑香) & シェリル・ノーム starring May'n
マクロスFの楽曲は非常に音場を意識した造りとなっておりどの曲も音があらゆる方向へ駆け巡る。
今回のアイモではカバーでありつつも原曲とは別物になっている。
また近頃珍しい南里侑香のヴァイオリン以上に伸びの良い生っぽい声にも注目だ。

Hello Alone TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」エンディングテーマ
試聴曲2:Hello Alone -Yui Ballade-/由比ヶ浜結衣 (東山奈央)
G3giyaで以前聴かせていただいた一曲。
東山奈央のきゅんきゅんした声はもちろんのこと
中盤に入る低音がどの程度もたついてくるのかを中心にチェック。

ベストカバーズ~もっと日本。~
試聴曲3:歌に形はないけれど/中孝介
通常のオーディショウではこのgiyaシリーズはなぜか男性ボーカルがかかることが多い。
そういえばVividAudioで男性ボーカルを聴いてなかったっと思い用意。


・実際に聴いてみて
会場へ着き早速G2giyaと思ったらジャンセンへスピーカーが切り替えられG2giyaは奥へ追いやられていた。
少し頼み込み、セッティングを変えてでの最後の自由演奏時間での試聴となった。
また、Constellationで鳴らすところを面倒ということでCHのフルシステムへと変更された。
事実、コンステのアンプはエアフォース2につながれている上にCHはなぜかiPadでの操作になっていた。
そしてG2giya&CHD1C1L1M1X1!のフルコンボという10分限定で会場にモンスターシステムが現れた。
一番に聴くはずのG2giyaが最後へ回され誰も聴いたことのないラストボーナスステージのような一幕へ。

自由演奏時間一発目。満を持してアイモをかけるも音量が足りずまた周りも隣のブースも非常に煩く
録音どころか実際での試聴でさえもなんの参考にもならなかった。
いつか試聴室へG2giyaが降臨したらリベンジをかけたい。
アイモを鳴らした後間髪入れずにHalloAloneをIさんへ渡すと手で口を押さえいきなり吹き出した。w
それなりに音量は上がり、バシッと中央にボーカルが定位した。
このVividAudioは本当に定位がすばらしいこの無駄に無駄のないフォルムから
こんなにも素直な音が出るのかとぬるっとした巨体に思いの外思いが近づいてゆく。
またG3giyaと比べるとかなり気になっていた低域のもたつき感が全くない。
周りがやや煩いとはいえ違和感らしい違和感はまったく感じないのだ。
ただ会場は広く試聴室で聴いたG3より音増感の鮮度はやや低い感じがした。

仕方なしに中孝介を渡し、できるだけボリューム捻ってくださいと頼むと
今度こそG2giyaの本当の姿が見えるようであった。
いつものにゅるっとしていることには変わりは無いにしても男性ボーカルをかけると
こんなにも鳥肌が立つほどにきりりと音が立つのかと感動した。
この芸術性の何も無いフォルムからすばらしい音楽が奏でられるのだ。

スピーカーの試聴では逐一気にしている”エンクロージャー内でのざわめき感”。
これは男性ボーカルで顕著に出てくるのだが、802Diamondのノーチラスヘッド同様に
いやそれ以上に全くといって良いほど箱の中での音を感じさせないのだ。
まだ疑わしいG2giyaに今度は実際に拳でこんこんと叩いてみると
驚いたことに陶器のような質感でいて肉厚感もあり、あまりにも響かない。
見た目から分かるようにマジコのように強靱な合金の力ではなく
このプラスティック感いっぱいのボディーは自然の形に任せて余分な響きを完全に逃しているようだ。

またgiyaシリーズは1から4までが登場したが、導入するならどう考えても2である。
1はでかすぎて日本の家屋に馴染みづらいこと34はあまりの小ささから低域に余裕がないこと
2については全体の大きさやウーハーのバランスが最もとれているように感じる。
ただ爆音で鳴らさないなら3も十分に視野に入ると思う。

限りある時間で3曲もかけまた値段的にもイベント最高額であった割に収穫の少ない試聴であった。
今思うとG2giyaよりも最初からセッティングされていたジャンセンをもっと堪能しておくのだったのかもしれない。


■Aルーム アクシス
アイカツをかけている様子

WILSONAUDIO SASHAⅡ (495万円)
トランスポートMSB Signature Universal Media Transport (165万円)
DAC MSB DAC IV Series (275万円)
プリアンプ KX-R Twenty (430万円)
パワーアンプ MX-R Twenty(470万円)
ケーブル TRANSPARENT REFERENCE XL (215万円/pair ※2.4m)


Third Action!
試聴曲1:Thrilling Dream
ジャズ調でビッグバンドのような楽曲。
ウッドベースの弾むようなリズム感、トランペットの調子の高さ
ややうっとりと歌うボーカルの息づかい。
鳴らしやすさの難易度としてはそこそこ高い曲であるかもしれない。

Daydream cafe(通常盤)TVアニメ(ご注文はうさぎですか?)オープニングテーマ
試聴曲2:Daydream cafe


・実際に聴いてみて
去年のイベントではFMAcousticsとの組み合わせにカチューシャをどんとかけたが
今年はSASHA2を試聴室で1年間聞き込んできただけに
安心して非常にのりの良い2曲を選んだ。
analogDACによりCDが352.8kHz/32bitにまでアップサンプリングされた。

スタジオジブリ・プロデュース 「ゲド戦記歌集」
特別選曲:手嶌葵  「ゲド戦記歌集」

Airで鳴らすWilso。MSBのDACからのアナログっぽさが際立っていた。
WILSONらしく低域は非常にノリよく鳴らすが中高域では独特の音色が無くほぼ色づけなしで出しているようだ。
ただ、今回の選曲では両曲とも70%程度の実力しか出ていなかったようである。
いつかの合間にかかっていた、モーツァルトがあまりに衝撃的であったのだ。
BDオーディオらしく、なんの雑味を一切感じさせず脳内で鳴っているようなSN感の高さと鮮度の良さはいままで体験したことがない。
何気なくかかっている音楽にこれほどまでに衝撃があるのだからオーディオ趣味の深さははかり知れない。
しばしばハイエンドでアニソン鳴らす意味が無いよとは聴くがまさにそのような状態に陥った。
このエアーとMSBとのピリピリするような集中力の高さと繊細さの前には心ぴょんぴょんしている余地などどこにもなかった。
動画を見ると低域がはねているのは誰でもおわかりいただけると思うが
この異常なほどの繊細さは超高域、ボーカルにも現れていると思う。

公式での演奏会を聴くと、WILSONの懐の深さを思い知らされた。
スピード感、力強さ、優しさ、伸び、音場、音楽性
様々な要素をあまりにも複雑に併せ持っているようだ。

アイカツをかけたあとアクシスの山本さんがこれはどうよと手嶌葵をかけてくださる。
System6とは対照的なボーカルの柔らかさが際立つ。
手嶌葵のどこまでもピンと張り詰めたようなボーカルがこのシステムと異様に馴染んでいた。
すこし分かって気出たSASHAⅡの全く別の一面を覗くことができた。
アイカツをかけた時点で少しの違和感を感じdaydreamcafeをかけると確信へと変わった。

今回用意したCDは上手くならなかったにしてもハイエンドの持つ独特の空気感というのは
メーカー、製品によりどんな風にでも空気を変えることができる。
スピーカー、アンプ、プレイヤーという無数の組み合わせからベストな状態を決めるのはあまりにも困難だ。
オーディオのおもしろさでもあり怖さでもある。
個々が持つイメージがぴたりと音に嵌まったとき何が起きるのか行き過ぎた好奇心は止まらない。



■Youtube&ニコニコ動画

■Aルーム ゼファン ジャンセン zA2.1J&CHフルコンボでfriendshipfor好きっていいなよ。を聴く
【ニコニコ動画】ハイエンドオーディオで「friendship for 好きっていいなよ。」聴いてみた



■Aルーム ステラ ゼファン
【ニコニコ動画】ハイエンドオーディオで「Hello Alone -Yui Ballade-」聴いてみた


【ニコニコ動画】ハイエンドオーディオで「歌に形はないけれど」中孝介



■Aルーム アクシス
fomusic 新製品発表会 Axis WilsonAudio SASHAⅡ


【ニコニコ動画】ハイエンドオーディオでアイカツ「Thrilling Dream」試聴してみた


【ニコニコ動画】ハイエンドオーディオで心ぴょんぴょん「Daydream café」聴いてみた





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まだ非公式らしいがCHのC1はiPadで操作ができるらしい。
「えっこれってiPadいけんのぉっっ!!」とこれにはIさんも興味津々。
いやまだ一般には公開していませんとCHさん。

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最近扱い始めたこの複雑なラックはスペイン製のあまりにも高すぎるラックだ。
このラックのスパイク受けがG2giyaにも使われていたがその金属の塊だけでいくらするのかは全く予想がつかない。
このステラゼファンのブースはもはやオーディオショップの店員であったとしても
いろいろと理解の範疇を超えているようだ。どれがどうつながって何をしているのかもう全く分からない。

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左上にあるのがテクダスのエアフォース2である。
G2giyaの上流はずっとこのターンテーブルにつながれていたのだが、
アナログレコードを持参するマニアが数名いらっしゃったことには驚いた。

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今年もArgentoのFlowがふんだんに使用されていた。
ハイエンドケーブルの中では非常に柔らかい部類ではあるが触ってみると案外堅い。
また汚れが溜まりやすいらしく電源ケーブルは薄汚くなっていた。

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アクシスの少し安い方のトランスペアレント。REFERENCE XL。
スピーカーの裏側に回って撮影するも結構緊張する。
この亀っぽい物体はフェライトコアの強い奴らしい。

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アイカツのCDを渡して、2番をかけて貰うはずが、
山本さん「どんな曲です?」
自分「ジャズ調の曲です。1番お願いします」
山本さん「あたまからでいいですね」
自分「ええ1番からで」
テンパって思いっきり1番をお願いしてしまった。
去年もテンパってガルパンOSTのディスク2を渡すところを1を渡してしまった。
このアクシスブースの前ではどんなときにも山本さんのペースで時間が流れるらしい。

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今回のWILSONでは長すぎる視聴時間がどろどろ流れてた。

Part4、Aルーム ステラ ゼファン アクシスでした。
次の記事で軽いまとめと反省をして締めくくることにします。

ここまで長い記事をご覧いただきありがとうございました。

Part5へつづく。
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