デビアレ120

デブアレなどと言っておふざけしていたのが本当にデビアレが我が家にやってきました。

PASSの搬入と一緒にデビアレ120をお借りしたのです。
軽いからいくらでも良いよ!とうれしそうに推されたので喜んで借りました。
Iさん…あっ、腰…!

それはそうと、デビアレと言えば評論家先生曰く、
アッコルドに丁度良いという話をよく耳にしますので
これはと思いアッコルドに繋げて自宅試聴です。

挑戦的で革新的、デビアレの素顔を見る。

続きからだらだらさらさらとデビアレの感想です。
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1.アッコルド編
DENONのCDプレイヤーとLUXMANのDACそしてデビアレDACの3通りで聴いてみました。
理想ではデビアレ120一個体で完結させたかったのだけど、どうも120では力不足のようで、
エンクロージャーが良い感じに響くようボリュームを上げていくと4.0dBまで音量が必要であった。
最低が80であるから4というのは相当の爆音が出るはずなのだが、よたよたと頼りない音が出た。
その後入力のゲインを最低まで絞ったところ25dBまでボリュームを下げることができた。
それでもなお安定感はいまいち感じられず。アッコルドでは120でなく200以上のデビアレが必要である気がする。

また小音量で心地よい小型スピーカーを狙って構築しているセカンドシステムなので、
実は音量的には問題ない、ないのだが、どうにも出てくる音にコクが感じられず、
少し冷たい麦茶のようなすっきりとした鳴りである。
濃いミルクティーまでも行かないまでも暖かいココアくらいのコクが欲しい。

割と適当に置いて適当なアンプでも鳴ると言われているフランコのスピーカーではあるけれど
拘り出すとやはり難しい。アッコルドの気難しさを感じさせられた。
ただ今までのLuxman200シリーズで鳴らすよりかは間違いなくいい音である。
それでも100万近くかけて完璧でない、それっぽい音しか出ないのはどうも譜が落ちない。
Luxmanの200シリーズはDACとパワーで25万円程度だ。

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基本的にバナナプラグしか受け付けないのだけど、
台へ乗せることによって一応、フタを閉めてもYラグが使える。
それから電源ケーブルはLuxmanのJPA-10000だ。ここもまた大型ケーブルは使えない。
その辺りはかなり割り切って行く必要がある。

2.ミニマ編
次に、ミニマビンテージへデビアレ120を繋げた。ケーブルはあり合わせである。
上流はNDS1000から同軸でダイレクトにデビアレつないだ。
ここではアッコルドとすこし趣の違う音が聴けた。
802Diamondの隣という事もありやや厳しい評価を出そうと思ったのだがそうでもない。
いままでラックスのセパレートでドライブしていたミニマであるが、
デビアレではアッコルド同様にすっきりとした鳴りであるのにそれが逆に心地よい感じがした。
真剣に聞きたい802のサブとして存在するミニマならではである。
シンプルなデビアレの便利さや手軽さがここでは非常に嬉しい。
もともとミニマはBGM用途であったけれどデビアレにすることにより
上質なBGMであり尚且つ非常にオシャレである。


3.総括
音のポイントとしては、すこしの緊張感、と清涼感といった感じである。
個体から見たキラキラ感や滑らかさとは少し違った。

音を出し始めてから本領発揮まで数十分のウォームアップが必要のようであるが、
オートスリープ機能があるようで付けっぱなしと言うわけにはいかない。
また弱A級+D級アンプらしく結構天板は熱い。
加えて起動するまでにすこし時間がかかるのがネックで、昼寝して起きると電源が落ちている。
各入力端子はデビアレのHPでゲインの調整をしたりフォノ入力やデジタル入力にしたり非常に融通がきく。
光やUSBと言った使わない端子の入力もON/OFFが切り替えられ無駄があまりない。

一番の特徴と言っていい独特のリモコンは微妙なところである。
リモコンもまた本体同様に5つのうち2つのボタンの内容を自由に決められる。
また回したときのトルク感もそこそこよい。
このくるくるで操作するというのが気に入ったならばほぼ買いだと言いたいのだけどそうも言ってられない。
音量が分からない。つかみづらいのだ。カチカチと段階的に音量調整できるか
リモコンに数字が表示されれば良いのだが、
平べったい本体の小さな窓に音量が表示され座った状態では見えない。
ある意味で数字を気にしないで良い分音楽に集中できそうであるがどちらかと言えばリモコン遊びになりがちである。

物理的な問題であのリモコンは結構重くデカイ。
ソファーや机の隅におくならば専用スペースの確保が必要である。
リモコンもまた本体同様に削りだしで表面がピカピカである。
また赤外線ではないので学習リモコンは使えない。その代わり、iPadやiPhoneなどでも操作ができる。

結局デビアレ120に関してはサブシステムとして運用するのがベストな使い方なのだと感じる。
どう頑張ってもメインになるようなスピーカーはうまく鳴らせないし真剣に聴くような感じでもない。
メーカーのイメージ通りにリビングの壁へ掛けてオシャレにBGMを聴くといったスタイルがベストなのだろう。
となると値段としては非常に高いと感じる。

また全体的にPCのような操作や設定はメーカーHP消失とともに消滅しそうでなんだか不安が残る。
この薄い個体でボリュームはアナログ形式を採用しているようだ。
アンプ部もデジタルとアナログの融合だ。
オートスリープがあるといえ、案外劣化しそうである。
それでも5年保証なのでまあそんなに神経質にもならなくても良いような気もする。

お値段が最大のネックなのだが、中古ではピカピカの個体とオンリーワンのコントローラーのおかげで食指は動かない。
あのコントローラにラップをかけてスマフォでコントロールするのはなにか違う気がする。
あと部品的にはこのリモコンが最も高いと思われる。

デビアレの特徴として、やはり端子の入力形式やゲイン、最大出力が自由に設定できることがある。
しかし、便利にした分、自分でいろいろと使い方を考えないといけないような面倒さがある。
ボタンが一つしか付いていないしネジもまわりからは一切見えないようなシンプルな作り故の面倒さだ。
ここまでシンプルにされると、置いて繋げて終わりかと思いきや設定は案外多くユーザーを悩ませる。
リビングオーディオで適当にセッティングするとすると面倒で
メインシステムでガッツリ聴こうと思えるような音でもなく、どっちつかずな印象である。
寧ろ、ここまでやるならばディナウディオやKEFのアクティブスピーカーのほうが良さそうである。
割り切るならばそこまで割り切りたい。

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革新的でシンプルなようでAppleのような完全体ではない。
もし導入するなら大きく割り切ってこんなもんだと思いながら使うことになるだろう。
ついでにピカピカのリモコンや本体を毎日磨くかどうかはオーナーさん次第である。

あらゆる物理メディアを一つにのし上げたiPhoneのような商品と思いきや
オーディオに関してはまだまだオールインワンは遠いようである。
弱体化したAppleの甚大な強制力と自由なめんどくささとが融合した新しいオーディオのかたち。

オーディオというよりややPCであり適当に聴いて、
こまめに買い換えが出来るお金持ち向けの高級コンポかなと思う。

アナログボリュームで音量10時!などとやっている安心感はこのさきどこまで続くのか疑問ではある。
オーディオの要”音量”に支配されないオーディオが
おそらくこのデビアレの素性であるように感じるのだが、それもまだ発展途上のようである。

200や400になるとまた違った感想になりそうではあるが今のところデビアレ120の印象はこんな感じである。
次回作が出たらまたじっくりと向き合いたいと思う。
なにせおもしろいアンプであることには間違いないのだから。

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