PASS X260.5

PASSの260.5を導入しましたという前回の記事のつづき、今回は音質編です。
長らくパワーアンプはM600Aを使用してきましたが、
どうにも802Diaではいまいちウーハーが駆動できていませんでした。
もう一つ、アンバランスのM600Aをフルバランス仕様のC800fではもてあましていました。
今回、モノラルパワーに拘り行き着いたのがPASSだったわけです。

そんなわけで全体の底上げを兼ねて、ネックになっていたパワーアンプのグレードアップを図ったわけです。
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一般的にオーディオの仕上がりに対する影響力は
ソフト>部屋>スピーカー>アンプ>プレイヤー>アクセサリ
ですがその中でもアンプは
プリアンプ>パワーアンプ → パワーアンプ≧プリアンプ
しかしここに来て変わりました。スピーカーが鳴らしにくい場合パワーは非常に重要であったのです。

今回PASSのアンプを入れましたが、
M600Aを導入したときよりも、
C800fを導入したときよりも、
P-03+D03を導入したときよりも、
802Diamondをはじめて部屋で聴いたときくらいには感動してしまいました。


いままで低音の表現にずいぶんと悩んでいました。
確かにM600Aでもかなり低音が出せます。しかしそれは大きく音量を上げたときだけでした。
たまにしか爆音で聴かないスタイルではどうにも勿体ない感じがいつもしていました。

今回のX260.5では音量を凄まじく上げなくてもしっかりと存在感のある低音が出てきました。
深く深く湖へ沈んでいくような音の一体感、それでいて辺りは決して冷たさや暗さを感じさせない。
海外製アンプ独特の空気感と言いましょうか、
しっかりとした駆動力で少しのスパイスを効かせたような躍動感が音楽をより一層と楽しく聴かせる。

やや縦ノリのテンションではあるけれど、
なぜかどんな音楽をかけても余裕を持って優雅にきちっとリズムを刻む。

一つ音で心配していたのは、パワーアンプだけレベルを上げすぎプリがコントロールできなくなってしまう事で
実際繋げて聴くと巧くバランスをとってるようで、その様子はまさに磨きのかかったカルテットのよう。

A級アンプの宿命ではありますが、ウォームアップにしばし時間がかかるのが若干悩ましいのですけど、
一曲聴いていくごとに変わっていく様子はとても面白い。時間にしたら1時間以上はかかるようです。
冬室温が一桁になるとおそらく2時間は必要なのかなと思います。
年中アンプを付けっぱなしにしてしまうオーディオマニアが多いことに十分な理由であるかなと思います。

PASSの完成度は凄まじい。
これでまだ中級より下のラインナップなのだから本当に恐ろしい。

メーカーデモ品ではあるが電源ケーブルだけは新品のブルーヘブンが付属しました。
これも少しトリッキーでノードストの電源ケーブルはゴワゴワ感の無いしなやかな線材だ。
新品と言うこともありエージングによって若干の変化が期待できそうである。
そのうち余っているラックスマンの一番安いケーブルと比較試聴してみようと思う。



一カ所気をつけておかないといけないのが、XLRでラックスのプリとPASSのパワーを繋げる場合
ラックスマン製品のXLRバランス端子は3番ピンがHOT、2番ピンがCOLDで
パスでは2番ピンがホット、三番ピンがコールドとなっておりそのままつなぐと位相が逆になる。

確実な解決方法としては2種類
XLR端子の配線を半田付けし直して片側を3番と2番を入れ替える。
もう一つはさらに簡単でスピーカーケーブルのアンプ側を+-入れ替える。

専用ケーブルを作るのが最も安心感がありそうではあるが、
C800fには便利な機能が搭載されていて、bal invertボタンが存在する。
説明書を見るとややこしいことが書いてあるがただ+-をアンプないで入れ替えてくれるという機能である。
ラックスとパスでは逆になっているのでbal invertランプが点灯しているのが正しい音です。

一応RCAケーブルでもC800fからM600Aに繋ぎミニマビンテージもならせるようにしている。
ラックスマンのリモコン一つでミニマと802を切り替えることが出来るだけど
いちいち位相を変えないといけない。
そのうち位相を逆にしたまま音が変わったななんて言う日が来るかもしれない。
ここだけは慎重に行こうと思う。

しかしながら部屋にA級パワーアンプを3台も付けっぱなしにしておくと非常に暑い。
この季節でも窓を閉め切っているせいであっというまに一室だけ初夏の陽気に。
PASSは基本的に朝付けて寝る前に消す。ラックスは聴きたいときにだけ付ける。
まだ3台制に慣れていないのでモノラルパワーアンプの片側だけ消して寝ようとしたり
ラックスのアンプを消し忘れたり、そそっかしい。


今回パワーアンプをグレードアップしたことにより機材は軒並み3桁万円越えになりました。
プレイヤーも分けアンプもセパレートにしさらにパワーアンプをモノラルにして…

オーディオルーム


完成です。機材面では9割方完成です。
あとはちまちまアクセサリーに数万円ずつかけていくような感じで微調整です。
そんなのもあり、達成感とPassの実際に変わった音で大変テンションの高い数日を過ごしました。

メーカーデモ品は傷があれですがいいお値段でした。

いやあ、10proを買ったときや、STAXを聴いたとき、
適当なUSBスピーカーからGX100HDに変えた時以上の感動は
もう味わえないような気さえしていましたがまだ大丈夫なようです。
次のもうワンステップはリスニングルーム完成の時でしょうか……。

オーディオの深さを思い知ったのでもありました。

オーディオルーム

2014/09/20 PASS X205.5 for Music メーカーデモ品 840,000円 振込手数料258円
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