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某日。ふらっとオーディオショップへ立ち寄る。
他のお客さんが全くおらずまたスタッフさんも暇そうにしていたので自由に試聴してきました。
少し時間が空いてしまいましたが、どうしても書き留めておきたいことがあったので、
当日に書き残したメモを元に編集しました。

ヤバい現場に取材に行ってきた!
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パラゴンのお話をする前に、少しの試聴記録を。

今回のお目当て、デビアレ110。
システム構成:K01&デビアレ&805
805はマセラッティモデル。
デビアレは、120にはまだバージョンアップしていませんでした。
ニアできいていたせいかそれなりにうるさく聞こえる。
そこそこ重低音が入っていたソフトで805の低音ってそういえばこんなんだったなと思い出す。
後できいたウィルソンとVIVIDオーディオであらかた記憶からすっ飛んだのでまたこんど試聴したい。
加えてこの少しの試聴ではデビアレがなんなのかよく分からず。
一つ分かったのは、結構熱くなるということ。
先月値上げをしたばかりでもう半年は様子見でしょうか。

ついでに、メイン視聴室へ
システム構成:グランディオーソフルシステム&WILSONサーシャ2 スパイク受けはJ1Project
ついでと言いつつここの部屋に一番長く滞在しました。
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グランディオーソの影響かCDの情報をそのまま引き出す緻密な表現力。
イーハートーヴ交響曲をはじめに流してもらうも一部高音がややきつめに聞こえる。
しかしながらホールの広がりは802Diagramの二回りは大きく感じた。

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もう一枚、心の旋律#6EDverでは男子の声も女子の声も美しくそれでいて芯の通ったような優美な音だ。
等身大の音像がきっちりと並ぶ定位感がとても心地よい。
TARITARIのこの心の旋律はハイエンドオーディオの恩恵が十分に受けられると確信した。

なんにしてもボーカルが今までのSystem6,8以上に改良されていて、
サーシャ2からはツイーターが金属逆ドームから
シルクドームになりボーカルがずいぶんと美しく可憐になったようだ。
さらにはツイーターユニットが前シリーズより少し前へせり出している。

以前の金属系ツイーターではYG、マジコやアバロンに引けをとっていた部分もサーシャ2では大きな改良がなされた。
そんなので今後、ウィルソン人気を巻き返せるのではないかとスタッフさん。
発表会でのFMアコとのドライブと打て変わってグランディオーソの一挙手一投足がぴっちり合ったよう完璧な再現性がオーディオらしく気持ちよい。

 今回のサーシャ2は440万円802Diagramは200万円と倍以上の値段の開きがありますが、
ケブラーコーンやダイアモンドツイーターが大きく引けをとると感じはしない。
ただ気になるとしたら低音の希薄さだろうか。
800シリーズではウーハーが重くパワーアンプでどうにか調整が必要な感じで
800シリーズの次回作はウーハーが軽くなるのかなと勝手に予想。

 ついでに発表会でサーシャ2を熱心に試聴していたVIPの方は一つ前のモデルをご購入なされたとか。

オーディオ的おもしろさに少しの音楽性を加えたのが今回のサーシャ2、ウィルソンだと勝手に解釈しまいた。
心の旋律の録音の良さが確認されてた機会でもあり、ぽろっとスタッフさんにも録音がいいですねと。
TARITARIのサントラはハイレゾが来てもCDで聞き続けられそうです。

サブ視聴室へ、
ここはぱぱっと。
システム構成:CHプレジジョン&PASS G3 Giya
Passの話を持ち出したら、丁度CHとG3giyaにつながれていたのでさらっとクラシックをかけてもらいました。
相変わらず、するするとなめらかに音が出てきます。いや音がそこに居ます。見えます。
このVIVIDオーディオはスピーカーが気持ち悪いくらいに綺麗に消えていて本当に不思議です。
あまり時間がなったためにささっと視聴室をでる。


帰り際、
店頭には中古のJBLがいくつか、他にも年末にはほとんど捌けていた店内が、中古であふれかえっていました。
ついでに床に新品のHD650が置いてあり聴くと、軽くああ誰かが注文したんですね、最近ヘッドホンを沢山買われる方が増えましたね。と。
中央には、S9800、4344、パラゴンDD44000、年代物の人気SPが並んでいました。
パラゴンは分解清掃が行われている最中でありました。
古い高級オーディオがセットで売りに出されるとああ誰かが亡くなったのかなとおもったり
総入れ替えをしたのかなとも思ったり。
 冗談半分で、誰か亡くなったのですか?と尋ねると、
少しうつむいた感じで、
亡くなってから3年が経ったということで奥さんが当店に持ち込まれました。と。
オーディオは分からない人には分からないですからね…。
今となってはパラゴンのようなオーディオ家具を置ける人はいませんのでね…。
相当大事にされていたのか大きな傷や汚れなどはほとんど見当たりませんでした。
主人を亡くしたパラゴンもこうして丁重に扱われるならまあそれで幸せだろう。

 それにしてもこのパラゴンが一体どんな音楽を奏でて来たのか、どんな思いで聴いていたのか?
パラゴンと歩んだ人生はどんなのだったのかと思いをはせるのでありました。

夫に大事にされたパラゴンの陰に妻は夫を見据え、本当はずっと手元に置いておきたかったのかなと。
一人の人生が詰まったパラゴンからのオーラに、一歩二歩と引き触れることさえも出来ませんでした。

それでも、また次の人へとバトンが渡された。

もう半世紀以上も寵愛されたスピーカーはもはやその人そのものであるのかもしれません。
その主人が数年前に中古で買ったのかもしれないしそれは分かりません。
そうだとしてもパラゴンがもう何十年もこの世に存在しているのは紛れもない事実です。
一見して小さな部屋に閉ざされているようであるスピーカーやアンプでさえも世代を超えて受け継がれている。
オーディオとはスケールのでかいロマンティックな趣味であるのかもしれません。
軽い気持ちで遺品オーディオを狙っていた自分が少し恥ずかしくなってしまいました。

そう音楽が人生であるようにオーディオもまた人生なのだと。

パラゴンの音どこかでじっくりと聞いてみたいなと思いました。

おまけ
ラックに収まっているだけのコンステのヴァーゴ。相方のケンタウルはなぜか隣の部屋でまた置いてあるだけ。
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グランディオーソ。じっくり見ていたらそんなに悪いデザインじゃないかなと。
ただパワーアンプはなんだかどろどろしてそうでいまいち。
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ダンピングプレート。
エソのガッチがちに固めた箱に乗っているのがややシュール。
ついでにこのラックはアクシスのこれ

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さらにはそのラックのスパイク受けになぜかキソアコの静であった。

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